戸令01 為里条

現代語訳「養老令」全三十編:第八編 戸令 全45条

○01 為里条(里と為すの条)


《直訳》
戸は、50戸を以て里とすること。里ごとに長を1人置くこと。{職掌は、戸口を検校し、農桑を課し植えさせること。非違を禁察し、賦役を催し使役すること}。もし山谷の隔たりが険しく、位置が離れており、人口が少ない所には、便宜に従って考えて置くこと。


《意訳》
各地域においては、「戸」の、50戸単位をまとめて「里」とすること。里ごとに長を1人置くこと。{里長の職掌は、戸口を調査管理し、各戸に農桑を課して植えさせることとする。また、違反を取り締まり、里民の従事する賦役を催して使役することとする。}。もし山谷の隔たりが険しいために各戸の位置が離れており、人口が少ない所である場合には、便宜に従い検討して里を置くこと。


本
この条は行政単位を定めたものです。
「里」は50戸のお宅で構成されます。ただし過疎地ではもっと少ない戸数で構成されます。
里には、最高50件までのお宅をまとめる長として、「里長」を1人置きます。
里長は、それぞれの家に桑を植えさせたり、里の公的労働、すなわち、里の柵の修繕とか河川の保全とか物の運搬とかでしょうか、そういった仕事を里民に行わせつつ、違反を取り締まるよう定められました。


▼追記

原漢文も載せることにしました。

《原文》
凡戸。以五十戸為里。毎里置長一人。{掌。検校戸口。課殖農桑。禁察非違。催駆賦役。}若山谷阻険。地遠人稀之処。随便量置。



posted 2010-09-09 13:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ:08:養老:戸令 現代語訳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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